Intro

アイガー、メンヒ、ユングフラウを望むトゥーン湖南岸に建つ古城。1846年から1854年にかけて、ヌーシャテルの銀行家ドゥニ・アルフレッド・ド・ルージュモンの依頼で建てられた夏の別荘で、現在は歴史を今に伝えるホテル・レストランになっています。日本・スイス国交樹立後に日本からスイスへの最初の公式訪問となった1867年の徳川昭武使節団で渋沢栄一たちが招待され、ユングフラウの眺望を楽しんだというトゥーン湖畔の富豪の邸宅というのがこの城でした。

シャダウ城は 1847〜1852 年にかけてヌーシャテルの銀行家ドゥニ・アルフレッド・ド・ルージュモンDenis Alfred de Rougemontの別荘として建てられたもので、アーレ川河口とつながるトゥーン湖南岸に広がる英国式公園のシャダウパーク内にあります。

ヌーシャテル出身のジェームス・ヴィクトール・コリンJames Victor Colinとパリ国立高等美術学校で学んだピエール・シャルル・デュシリオンPierre-Charles Dusillionが手がけた優美な館は、砂岩の彫刻装飾から精緻なインテリアデザインに至るまで、最高レベルの職人技を駆使した歴史主義建築の傑作といわれています。木の彫刻、漆喰装飾、模造大理石など、城の大部分が170年以上前の建築当時から残されていることが、改修工事の際に確認され、国の重要文化財となりました。

1925 年からトゥーン市の所有となり、レストランとして営業した後、2017〜2019 年に改修工事を経て、現在の快適なホテル・レストランとしてオープンしました。

19世紀に資産家の夏の別荘として建てられたシャダウ城は常に社交の中心の場でもありました。多くの貴族や有力者が集いサロン・パーティが開かれたところです。日本・スイス国交樹立後に日本からスイスへの最初の公式訪問となった徳川昭武使節団で渋沢栄一たちが招待され、ユングフラウの眺望を楽しんだというトゥーン湖畔の富豪の邸宅というのが、おそらくこのシャダウ城だったと思われます。

▶︎ホテル・レストラン「シュロス・シャダウ」の情報

 

概要

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所要時間の目安
約2〜4時間(半日)
推奨年齢
10〜13歳, 14歳以上
旅行タイプ
子連れ旅行, 家族旅行, グループ旅行, おひとり様, カップル・ペア旅行
施設条件
屋内&屋外
カテゴリー
グルメ, 文化, 教育

料金・情報

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Info URL https://www.schloss-schadau.ch/en

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Hint

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トゥーン
ベルン地方

INFO: トゥーン